人は見たいものを見ている|RAS 価値観 コーチング
古代ローマの英雄 ユリウス・カエサルは
「人間は現実をありのままに見ているのではない。
見たいものを見ている」
という趣旨の言葉を残したとされています。
これは
現代の心理学や認知科学にも通じる
とても本質的な考え方です。
私たちは
自分では「客観的に世界を見ている」
と思っています。
しかし実際には
過去の経験や記憶の積み重ねから作られた
“価値観のフィルター”を通して世界を見ています。
例えば
子どもの頃に何度も否定された経験がある人は、
相手の何気ない言葉にも
「批判された」と感じやすくなることがあります。
逆に
「自分は愛されている」
という感覚を持っている人は
同じ出来事の中にも人の優しさや好意を見つけやすい。
つまり、同じ現実を見ていても
見えている世界は人によって違うのです。
脳は、自分の価値観に合う情報を優先的に集めます。
「自分はダメだ」
と思っている人は、失敗や欠点ばかりに目が向く。
「自分には可能性がある」
と思っている人は
チャンスや成長のヒントを見つけやすくなる。
そして厄介なのは
その多くが“無意識”で行われていることです。
だからこそ大切なのは、
「自分はどんな価値観で世界を見ているのか?」
に気づくことです。
なぜ自分はそう感じるのか。
なぜその言葉に反応するのか。
何を当然だと思い込んでいるのか。
そこを丁寧に見つめていくと
自分の中の“無意識の前提”が見えてきます。
そして、その前提は変えることができます。
もし
「どうせ無理」
という世界の見方をしているなら、
「どうすれば可能になるだろう?」
という視点へ。
無意識を書き換えることで
見える世界は変わります。
人生を変えるとは、現実を変える前に
“現実の見方”を変えていくことなのかもしれません。
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