私有という幻想|執着 抽象度 コーチング
私たちは日常の中で
「これは自分のものだ」
と当たり前のように考えています。
家、車、お金、肩書き。
しかし本当にそれらは
“自分のもの”なのでしょうか。
少し視点を引いてみると
その前提は揺らぎ始めます。
例えば家も
もともとは木や石といった自然の恵みです。
車も、地中から採掘された資源が
加工されて形になっています。
私たちはゼロから何かを
生み出しているわけではなく
大自然から与えられたものを
“使わせてもらっている”にすぎません。
さらに言えば
それらを使いやすい形にしてくれた
無数の人々の存在があります。
資源を採る人、加工する人、運ぶ人、設計する人。
その積み重ねの上に
今の便利な生活が成り立っています。
それにもかかわらず「自分のもの」と
強く握りしめてしまうと、
視野は狭くなり
失うことへの恐れや執着が生まれます。
ネイティブアメリカンには
「私たちは大地を所有しているのではなく
大地に生かされている」
という考え方があります。
すべては借り物であり
次の世代から一時的に預かっているものだ
という発想です。
この視点に立つと
持っていること自体が誇りではなく
どう扱うかが問われるようになります。
やがて私たちは
どんなものも手放すときが来ます。
そのときに大切なのは
「いかに所有したか」ではなく
「いかに次へつないだか」です。
執着を手放し
感謝と謙虚さを持って受け取り
そして渡していく。
この循環の中に身を置くことが
より豊かな生き方に
つながるのではないでしょうか。
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