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正しいか正しくないか

正しいか正しくないか

2021/02/27

NHKの番組で
「ここは今から倫理です」
というドラマがあります。

高校の倫理の授業を
担当する高柳先生という
ミステリアスな先生が

高校生が抱える問題に
倫理の視点で
向き合っていくという
漫画を原作としたドラマです。

妻はこのドラマが好きで
録画して見ているので
私も一緒に見るのですが

そのドラマの中で
高柳先生が
「何が正しい対応なのだろう。」
と悩むシーンがありました。

自分は正しくありたい
でも
様々な事情があって
何が正しいのかが
わからなくなって
しまっている
という状態です。

ここから
ストーリーが
どう展開するのかは
わかりませんが

哲学者の言葉を
いつも引用する先生が

正しいか正しくないか
で迷っている
ということに
ちょっと違和感を
感じてしまいました。

そもそも
哲学というのは
正しいとされるものを
「それは本当か?」
と疑い、考え抜く学問です。

デカルトは
あらゆるものを疑い
自分の存在でさえ
疑いました。

そして
「我思う、故に我あり」
という名言を残しました。

哲学者の中では
正しいか正しくないか
という議論は
とっくに
終わっているのだろうと
思ったからです。

正義の反対は悪ではなく
もう一つの正義なのです。

正しいか正しくないか
という議論は
成立しないのです。

人の数だけ
正しさがあり
絶対的な正しさは
ないのです。

私が今
納得しているのは

人はみんな
自由に生きたいという
思いを持っているらしい。

ということです。

今のところ
これについては
どう考えても
反論が見出せないでいます。

これは
確かなのではないか
と思っています。

つまり
正しいか正しくないかを
考えるよりも

その人の自由を
尊重しているかどうかを
考え方が大切なのです。

自分が正しいと思えば
相手の正しさを
攻撃してしまいます。

そして
相手の自由を奪うことに
つながってしまうのです。

正しさのぶつかり合いが
戦争を生み出すのです。

それよりも
自分は自由を尊重してほしい
だから
相手の自由も尊重しよう。

という考え方の方が
より幸せな世の中を
生み出すのでは
ないでしょうか。

高柳先生は
「何が正しいか。」
という悩みから
抜け出せるのかな?
と注目しています。

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