あることとないこと|感謝 解釈 コーチング
2022/10/24
ある社長さんの話に
感動しました。
その社長さんは
自社の工場で
左手の人差し指と中指の
2本の指を切断する
大怪我をしました。
指を押さえながら
奥さんに
「ちょっと怪我したから
病院に連れて行ってくれ。」
と言って
なるべく心配させないように
配慮されたとのこと。
奥さんは
病院についてから
旦那さんの指がないことに
びっくりしたそうです。
切断した指先を
くっつけるかどうか
という判断を迫られましたが
くっつけても
その指先が動かない状態になる
可能性が高いなら
かえって邪魔になると考え
「くっつけなくてもいいです。」
ときっぱりと断りました。
その社長さんは
その話を
何か楽しいことを話すかのように
にこやかにサラッと話すのです。
「爪がないとカッコ悪いなと思って
こうやって時々爪を描くんだよ。」
と言って
ボールペンを取り出し
切断された指に爪を描いて
「ほらこうすると
爪ができるでしょう。」
と笑うのです。
無くなったものを数えるより
今ある残りの
手足含めて18本の指に
感謝をすればいい。
まだ18本もある。
と考えれば
さほど不自由も感じない。
右利きだから
字を書くのにも
なんの支障もない。
ゴルフだってできる。
そう言って
指を失ったことに対して
全く悲壮感も何も
感じさせない様子なのです。
あることとないこと
どちらにフォーカスするか
それだけで
その後の生き方が
こうも違うものなのかと
思い知らされました。
ないことを悲しむより
あることに感謝する
社長さんの生き方から
学びました。
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