Dream Support coaching
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通知表

通知表

2020/03/31

小学校教員時代
通知表を渡す前に
必ず話していた
ことがあります。

それは
「この通知表で
 一喜一憂することが
 ないように。」
ということです。

「この通知表は
 あなたという人間の
 素晴らしさの中で
 ほんの一部を
 評価しているに
 過ぎません。
 河村大輔という
 一人の人間が
 学校という限られた
 空間で
 国語算数理科社会
 といった
 ほんの10個程度の
 評価規準だけで
 評価しているのに
 過ぎません。
 この成績が
 良かったからと言って
 それだけで素晴らしい
 とは言い切れないし
 悪かったからと言って
 それだけでダメだ
 とは言い切れません。」

そんなことを話してから
通知表を渡していました。

人を評価することの
難しさと恐ろしさを
感じながら
通知表を渡している

そんな心ある教師も
多いことだと思います。

そして
この通知表には
決定的な盲点があります。

それは
過去のことしか
書かれていない
ということです。

その子が
未来にどんな希望を
抱いているのか
どんな夢を
持っているのか
ということを
評価する欄が
設けられていないのです。

所見欄という
文章でその子の様子を
記録する部分があるのですが
そこには
「〜しました。」
「〜をがんばりました。」
というように
過去形で書くように
なっています。

2、3日前に
妻が学校から
キャリアパスポートに
関する資料を
持って帰ってきました。

文部科学省が
キャリアパスポートを
作るための例示としての
書式を示していたのですが

そこには
はっきりと
将来の夢を書く欄が
ありました。

「やっと
 未来を書く欄が
 できたな。」
と思いました。

大きな進歩だなと
嬉しく思いました。

そしてさらに
そこに書かれた
夢を
どのように
育てていくのか
という
指導体制の変化を
期待したいと思います。

その夢が
過去の延長線上に
押し込められないように
効果的な
指導が行われると
いいなと思っています。

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