コーチングに
必要なのは
目の前の人を
無条件に徹底的に
尊重することです。

この人は
こんな短所があるな
こうすればいいのにな。
と思うと
相手を自分の思うように
操作したくなります。

コーチングは
その人が望むことを
手助けします。

いくら
短所を改善させようと
しても
それを本人が
望んでいないのなら
押しつけになって
しまうばかりか

逆に反発さえ
生んでしまうのです。

コーチとして
クライアントに接する時
自分の価値観は
全て外して
クライアントの願望に
沿うようにします。

目の前の人が
何を望んでいるのか。
ということに
意識を集中させます。

自分の中にある
「〜するべきだ。」
という価値観を
全て外し

まっさらな
気持ちで
クライアントに
向き合います。

そして
クライアントの中にある
「〜するべきだ。」
という価値観も
「本当にそうですか？」
と問い直します。

願望を抑え込んでいる
思い込みの価値観も
外してあげるのです。

クライアントが
「はっ。」とする瞬間。
自分の本当の願望に
素直に向き合えた瞬間。

この瞬間が
コーチとして
とても嬉しい瞬間です。

本当の願望に
素直に向き合えると

人はものすごい能力を
発揮することができます。

自分にとって
最も大切なものを
つかもうと
手を伸ばすのです。

何の遠慮もなく
何の躊躇もなく
純粋な気持ちで
自分の欲しいものに
手を伸ばします。

そんな姿を見ると
人って素晴らしい
命って素晴らしい
と心から思います。

その素晴らしさを
知っているからこそ
その素晴らしさを
引き出してあげたい。
そう思います。

クライアントの前に
座る時
この人は
どんな素晴らしさを
発揮するのだろうかと
わくわくしながら
座ります。

それが
無条件の尊重
なのです。