Dream Support coaching

恐怖の正体|情動 抽象度 コーチング

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恐怖の正体|情動 抽象度 コーチング

恐怖の正体|情動 抽象度 コーチング

2024/01/07

私はコーチとして
人を動かすまたは
人の動きを制限する
恐怖という感情に
注目してきました。

ゴール達成を阻む原因の一つにも
なりうるのが恐怖です。

この恐怖に囚われて
何もできなくなったり
恐怖に囚われて
自分の望むこととは
違う方に進んでしまったり
してしまいます。

恐怖は一般的に
自分の安全が脅かされる
または脅かされそうだと
思った時に立ち上がってくる
感情だと言われています。

しかし
現代社会において
自分の安全が脅かされる
という場面は
そうそうあるものではありません。

原始時代には
食糧不足、猛獣、天候の変化
などによって
日々、危険と隣り合わせの
生活をしてきた人類ですが

それに比べれば
現代は
はるかに安全な暮らしが
できています。

それなのに
なぜ、今だに私たちは
恐怖に囚われてしまうのでしょうか?

その答えが
「恐怖の正体」という
本の中にありました。

著者の春日武彦氏は
恐怖の定義を示しています。

「①危機感②不条理感③精神的視野狭窄
 これら三つが組み合わさることによって立ち上がる圧倒的な感情」

私は③精神的視野狭窄の部分を見て
「なるほど、そうか。」
と思ったのです。

客観的に見て
さほど危険に晒されていなくても
恐怖を感じることがある。

そんな時
人は「精神的視野狭窄」に陥っているのです。

つまり
周りが見えなくなっている状態
抽象度が下がってしまっている状態
「これしかない」
と思い込んでしまっている状態
です。

例えば
試験に臨むとき
「落ちたらどうしよう」
と考えて
不安や恐怖に駆られることがあります。

客観的に見れば
試験に落ちたと言って
命を失うことはありません。

しかし
「試験に受からなければ
 私の人生は終わりだ。」
という
精神的視野狭窄に陥っている人は

まるで
落ちたら死んでしまう
一本橋を渡っているかのような
精神状態になってしまうのです。

広い視野、長いスパンで
物事を見ることができる人は
そんな思い込みに
囚われることはないのですが

ここだけ、今だけしか
見えなくなってしまっている人は
恐怖に怯えることになるのです。

恐怖の正体を考えることで
高い抽象度を持つことの
大切さを改めて
感じることができました。

詳しく学びたい人は
「恐怖の正体」春日武彦著 中公新書
を読んでみてください。

 

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