千円札の肖像画｜偉人　凡人　コーチング

歴史に名を残すような人
素晴らしい業績を残した人
と自分とは住む世界が違う。

そう思ってしまう人は
多いようです。

私も教師時代に
経験しました。

道徳の授業で
野口英世の生き方を扱った際
千円札を子どもたちに見せて

「野口英世の功績が讃えられて
　千円札の肖像画になったんだよ。
　A君も世のため人のためになる
　立派な功績を上げたら
　お札の肖像画になるかもしれないよ。」
と言うと

「え〜！！絶対無理」
と言うのです。

小学3年生
10歳に満たない子が
野口英世はすごい人で
自分はすごくない人だという
切り分けをしてしまっているのです。

そんな思い込みが
人の可能性を狭めてしまいます。

自分には無理だと思い込んで
できない自分を
作り出してしまうのです。

野口英世は
素晴らしい功績を世に残しましたが
必ずしも完全無欠の聖人のような
人ではなかったのです。

人からお金を借りて
そのお金で女遊びをしていたとか
結婚詐欺まがいのことをしたとかいった
エピソードも残っています。

野口英世も私たちも
長所もあれば短所もある
同じ人間なのです。

大事なのは
高いゴールに向かって
成長を続けること。

すごい人は
初めからすごかったわけではなく
高いゴールを設定し
それが自分には達成できると確信し
そのために行動し続けた結果です。

すごい人とそうでない人との違いは
その人の持つゴールの違いなのです。

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「すごい人とそうでない人」