映画「マトリックス」|仮想世界 マインド コーチング
2023/11/05
コーチングを学ぶ人には
ぜひ見てもらいたい
映画があります。
それは
1999年公開の
「マトリックス」
という映画です。
私たちはみんな
仮想世界に生きている
という設定のSF映画です。
「仮想世界なんて
映画の中だけの世界でしょ。」
と思うかもしれませんが
私たちが生きている
この世界が
仮想世界でないことを
確かめることはできません。
「そんなことない
目の前のものは手で触れる。
実際に存在しているではないか。」
という人もいるでしょう。
しかし
触れたから存在していて
触れないから存在していない
と言えるのでしょうか?
触れたという触覚は
あくまで皮膚という
感覚器官が受け取ったものを
微弱な電気信号に変えて
脳で処理し
触れたと認識するだけです。
その電気信号が
作られたものなら
私たちは
実際には存在しないものを
触ったと感じているだけ
なのかもしれません。
触覚だけでなく
人間の五感は全て
脳が処理しています。
脳に電極が繋がれているとしたら
私たちは
実際に存在しないものを
見たり聞いたり
触ったり味わったり
匂ったりしているかも
しれないのです。
「そんなぶっ飛んだ話は
全く信じられない。」
という人もいるかもしれませんが
仏教の世界では
「空観(くうがん)」
「仮観(けがん)」
「中観(ちゅうがん)」
という考え方があります。
どれも
この世は幻である。
という考えに則ったもので
その幻の世界に対して
どのような態度を取るかで
3つの考え方に分かれているのです。
この3つの考え方について
詳しくは解説しませんが
要するに
何千年も前の人が
この世は仮想世界である。
という考え方を
すでに持っていた
ということなのです。
もしも
この世が仮想世界であるならば
この世は
脳が作り出していることになります。
ということは
自分の脳が
どんな性質を持ち
どんな働きをしているのか
を知ることは
この世界を
自由自在に作っていく
攻略法を見つけたのと
同じことなのです。
映画マトリックスの中で
主人公ネオが
仮想世界の仕組みに気づく場面があります。
モーフィアスから
このように言われます。
「仮想世界の中で
強さやスピードの原因が
筋肉にあると思うか?
それは本物の息か?」
「速く動こうとするな
速いと知れ。」
この言葉の深さが
本当に分かれば
人には無限の可能性がある
ということの意味が
自ずとわかってきます。
全ては
脳が作り出した心
この心のあり方次第で
この世の中は
どうにでもなるということです。
ぜひ
映画マトリックスを
見てほしいと思います。
以前見たことがあるという人も
この文章を読んでから
もう一度見ると
もっと深く味わうことが
できると思います。
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