許可を求めない|教育 子育て 自己決定
2022/05/19
教師時代に
子どもとのこんなやりとりが
何度もありました。
「先生、
トイレに行っていいですか。」
その度に私は
「『いけません。』と言ったら
困るでしょう。
許可を得ないでいいですから
『トイレに行ってきます。』
と報告していってらっしゃい。」
そんなことに
いちいち許可を求めないで
いいですよ。
ということを
何度も伝えていたのです。
そのうち子どもたちも
慣れてきて
次第に「行ってきます。」
と言うようになるのですが
それでも新しいクラスの
担任になると
その度に
「トイレに行っていいですか。」
「『いけない。』と言ったら
困るでしょう。」
と言うやりとりを
繰り返していました。
自分のやりたいことなのに
人に許可を求める
ということが
学校教育を通して
刷り込まれてしまっている
ということなのです。
そうやって
学生時代を過ごしてきた人は
大人になっても無意識に
「〜してもいいですか。」
を繰り返してしまっています。
誰かの許可を得ないと
行動ができないのです。
しかし本当は
誰かに
許可を与えてもらうまで
その場にじっとしている
必要はないのです。
資格がないとできない
と思い込んでいるのも
同じです。
誰かの許可を求めて
しまっているのです。
資格なんて
誰かが決めた勝手なルールです。
自分で自分に
許可を与えればいいのです。
権威ある人に
許可を与えてもらうのを
待っていてはいけません。
自分の人生を
誰かに決めさせては
いけないのです。
「君なら大丈夫」
と言ってもらえるのを
待っていては
あなたは
いつまでたっても
自分の意思で成長することが
できなくなってしまいます。
自分で自分に
許可を与えて
さっさと先に進みましょう。
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