部下のパフォーマンスアップのために｜人間関係 コーチング
2022/02/11
上司として
部下を動かしていく
立場にある人が
ぜひ知っておいてほしい
マインドの仕組みがあります。
それは
プッシュ・プッシュバックの法則
というものです。
ある男の子が
自分の部屋が散らかってきて
そろそろ掃除しようかな
と思っていた時
母親が部屋に入ってきて
こう言います。
「なんでこんなに散らかしてるの！
さっさと掃除しなさい！」
あなたはどんな気持ちに
なるでしょうか？
「ちょうど掃除を
しようと思ってたんだよ。
お母さんありがとう。」
と思えるでしょうか？
きっと
「うるせーなー。」
と母親を部屋から
追い出してしまうでしょう。
今掃除しようと
思っていたところなのに
誰かにそれを指摘されると
その人への反発から
急にその意欲を失ってしまいます。
人は
押されれたら
無意識に押し返す
という性質があります。
やれと言われたら
やりたくなくなり
上司と部下の関係も同じです。
あれをしろこれをしろと
細かく指示をされると
その意欲を失ってしまいます。
部下が意欲を失うと
上司はさらに
さらにに強い口調で指示をします。
その繰り返しが
上司と部下の関係性を
壊してしまうのです。
では先ほどの例で言えば
母親は何と言えば
よかったのでしょうか？
例えば
「きれい好きのあなたにしては
珍しく散らかってるね。」
「こんなに散らかすなんて
珍しいね、何かあったの？」
などと
子どもの自己イメージを
高める方向での
言葉かけがいいでしょう。
どんな人も
自分の価値観を持ち
自分のゴールを持っています。
やる気が全くないように
見える部下も
実はこうなりたいという
思いを持っているのです。
その人がやりたいことを
しっかり認めて
少し手助けしてあげるだけで
素晴らしいパフォーマンスを
発揮することができます。
マインドの仕組みを知ることが
パフォーマンスアップには
不可欠なのです。
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