恐怖を客観視する｜感情　コントロール　リスク

2022/01/29

飛行機に乗るのが怖い
という人がいます。

もし墜落したら命はない
と思ってしまうからでしょう。

絶対に飛行機には乗らない
という人さえいます。

飛行機の墜落事故は
大変珍しいため
世界中のどこで起きた事故でも
取り上げられ
私たちの記憶に深く刻み込まれます。

アメリカの
国家運輸安全委員会（NTSB）
の行った調査によると、
航空機に乗って死亡事故に
遭遇する確率は0.0009%だそうです。

それに対して
自動車死亡事故が0.03%です。

墜落するのが怖いから
飛行機には絶対に乗らない
という人は
自動車にも乗らない方がよい。
ということになります。

自動車事故は世界中の
いたるところで
毎日起きているので
その全てを報道することはありません。

したがって
私たちの記憶には
さほど残らず
飛行機より自動車の方が
安全だという
思い込みをしてしまうのです。

このように恐怖という
負の感情は
客観視しデータを見ることで
簡単に消すことができるのです。

今、新型コロナウィルスの
報道が毎日繰り返され
感染の恐怖に苛まれている人にも

同じことが言えます。

新型コロナウィルスの死亡リスクと
運動不足による死亡リスクなどと
比べてみるのもいいでしょう。

客観的なデータを見ることで
思い込みによる
恐怖を解消することができます。

飛行機が絶対安全だとか
新型コロナウィルスが
恐るに足らないとか
言っているのではありません。