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エフィカシーを高める教育|自己効力感 学習性無力感 学校教育 

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エフィカシーを高める教育|自己効力感 学習性無力感 学校教育 

エフィカシーを高める教育|自己効力感 学習性無力感 学校教育 

2022/01/22

かつて私が担任した子の中に
「僕は算数ができない」
と言って無気力に
陥ってしまっている子がいました。

A君としましょう。

私はそのA君に
なんとか自信を取り戻して
もらいたいと思い
色々な方法を考えました。

A君は算数の教科書もノートも
開きませんでした。

私は授業のたびに
机の中にある
A君の教科書とノートを
開いて準備しました。

1時間の授業の中で
何度もA君を指名して
答えさせるようにしました。

A君を指名するときには
同じ質問を別の子2人に指名して
答えさせてから
A君を指名します。

A君は前の子2人の言った答えを
聞いていさえすれば
答えられるのです。

私は3人目のA君が答えたときに
「そう、その通り!」
と大きく褒めます。

ノートに答えを書くときには
その子の側に行って
赤鉛筆で薄く答えを書いて
小さな声で
「なぞって持っておいで。」
と言います。

訳もわからないまま
その赤鉛筆の字をなぞって
持ってきたA君のノートに
大きく丸をかいて

「A君、正解。すごいなあ!」
と褒めるのです。

周りの子は
いつも授業に参加しなかった
A君が問題を解いたことに
びっくりします。

そうやって半ば強引に
授業中にA君が活躍する場面を
作っていったのです。

そして
「Aくん、最近算数が得意になったよね?」
と周りの子に聞きます。

今まで
教科書もノートも開かなかったA君が
最近授業中によく指名されるし
問題も解いているし
ということで

周りの子も
「うん。そうだよね。」
と同意するのです。

A君は「そうかなぁ?」
という表情ではにかみます。

そうこうしているうちに
A君は自分から
ノートを書くようになったり
答えを教えられなくても
自分で問題を解くようになってきました。

そして2学期の中盤には
算数のテストで100点を取ったのです。

A君は飛び上がって喜びました。
「お母さんに見せる!」
と大事そうにそのテストを
ランドセルにしまっていました。

今思えば
コーチング理論に合致した
指導をしていたのだなとわかります。

「僕は算数ができない」
その思いが算数を
できなくさせていたのです。

大事なのは
本当に算数が
できるようにすることより

「算数ができる」という
自信をつけさせることだったのです。

コーチング用語で言えば
エフィカシーを高めるということです。

3番目に答えさせることも
赤鉛筆で答えを薄く書くことも
エフィカシーを高める指導だったのです。

エフィカシーが高まれば
自ずと
パフォーマンスもアップします。

A君の100点が
それを証明してくれています。

 

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