台風と抽象度｜

台風について
考えてみましょう。

台風が来るといきなり
雨や風が強くなり

洪水を起こしたり
いろいろなものを
吹き飛ばしてしまったりします。

もしも台風を
知らない人たちが
いたとしたら
「世界の終わりではないか？」
と思うかもしれません。

しかし
私たちは
台風が何かを知っています。

「世界の終わりではないか？」
と
慌てたり恐れたりする
ことはありません。

天気予報の技術の進歩により

台風とは
低気圧の渦が
通り過ぎていくこと

台風が夏から秋にかけて
多く日本に来ることや

天気が荒れ出す
日時がある程度わかること

長くても2、3日で
天気が回復すること
などを
知ることができます。

ですから
たとえ台風の進路にあたる
地域に住んでいたとしても

事前の対策を取ることや
避難することができます。

台風が来るからといって
パニックになることもないし
それが原因で
自殺するようなことも
ありません。

これは
天気予報の技術の
おかげなのです。

天気予報の技術とは
宇宙からの目を持つこと

つまり
広い範囲が見える
抽象度の高い視点を
持つことです。

地上に住む動物にとっては
パニックになるような
台風に対しても

宇宙からの視点を
持つことができる
人間は
落ち着いて対処できるのです。

台風について考えると
高い視点を持つことの
大切さがわかります。

目の前の事象に
一喜一憂せず
落ち着いて対処するために

抽象度を上げて
考えることが
とても重要なのです。

より高い視点
より広い視野
より長いタイムスパンで
物事を考えることで

悩みから解放され
心の平穏を
手に入れることができるのです。