新奇と定番｜脳科学　ドーパミン　マインド

ある大学教授が
こんな話をしたそうです。

「脳の目的は成長である」と

「なるほどそうだな。」
と思いました。

自らが一生をかけて
変わり続ける存在
それが脳です。

だとしたら
私たちの人生も
現状に留まるのではなく
常に成長し続けることで

脳の目的を
満たしてやる必要があります。

とはいえ
脳には
厄介な2つの性質があります。

脳の働きには
ドーパミンという
神経伝達物質が
関係しているのですが
それは
モチベーションや
意欲に関わる物質です。

そして
ドーパミンが出ることで
脳は快感を感じ
ドーパミンが出る前の
行動を強化するように
働きます。

ドーパミンが出るのは
大きく分けて2つの場合があります。

それは
新しいことをした時
と
同じことを繰り返した時
です。

新しいことをしたときに
ドキドキワクワクする。

そして

定番のもの、いつものやつ
に出会った時にも
「ああ、これこれ。」
という感じで
脳は喜びを感じます。

つまり
変化を好み
そして一方で
繰り返しを好む。

それが脳の性質なのです。

私たちには
この相反する状況を
上手に組み合わせることで
モチベーションを保ち
成長していくという
課題が課せられています。

新たな成長を目指して
新しいものに挑戦する。

そのためには

自分の中に
「定番」を持っておく
必要もある。

ということです。

新しいものがないと飽きてしまう。
その代わり
定番がないと不安になってしまう。

そんなわがままな
脳の性質を
しっかりと理解して
脳の目的を満たしていく。

それが
私たちの人生を豊かにする
鍵なのです。