モチベーションを高めるには？
やる気を出す方法は？
などと言いますが

わざわざ
そんなことを考えなければ
いけないということは
何かがおかしいということです。

その何かとは
1つはそれがwant toでないということ
もう1つは
want toであることを
忘れてしまっていることです。

まず1つ目ですが
「モチベーションを高める」
という言葉が出ている場合

多くの場合は
本人がそれをやりたくない場合が
多いのです。

例えば
社長さんが
社員のモチベーションを上げたい
という場合

言葉を選ばすに言えば
社員自身は
働きたくないかもしれないが
もっと働かせたい。
だからモチベーションを上げたい。
というのが
本音であることが多いのです。

また、それが自分のことであれば
やりたくないけど
やらなければいけない。
だからモチベーションを上げたい。
という場合もあるでしょう。

本人が本当にやりたいことならば
モチベーションを上げたい
などという言葉は必要ありません。

むしろ、周りから止められても
やりたいという状態に
なっているはずなのです。

やりたくもないことを
なんとかやらせようとする
これは
コーチングの仕事ではありません。

2つ目の
want toであることを忘れている
ということですが

これは抽象度の問題です。
その人の抽象度が低ければ

視野が狭くなり
タイムスパンも短くなります。

例えば
試合に勝ちたい
と思っていても
練習はきついから嫌だ。
という状態です。

本人の抽象度が低いため
練習と試合での勝利を
結びつける力が弱いのです。

ですから
元々はwant toで始めたものなのに
いつの間にかhave toに
感じてしまっているのです。

もっと広い視野で
もっと長いスパンで
物事を考えられれば

自然と
それがwant toであることに
気づくのです。

常に、試合に勝つために
今、この練習をやっているのだ。
と思えれば
自然と力が湧いてくるのです。

本来
モチベーションを高めるには？
やる気を出す方法は？
などと考える必要はありません。

それがwant toか
そうでないかを
見極めるだけでいいのです。