私たちは心の状態を
言葉で表現することができます。

嬉しい
楽しい
悲しい
寂しい

心の状態に
ラベルを作り
それをあてがうことで
私たちは
その状態を
確認することができます。

「なんだろうこの気持ち？
　ああ、これが
　悲しいということか。」
というように
自分の心を確認することが
できるのです。

逆に言えば
悲しいという言葉が
悲しいという感情を
引き起こすということも
あり得ます。

数ある言葉の中で
自分がどんな言葉を
選んでいるか

ほとんど
使わない言葉もあれば
口ぐせのように
毎日使っている言葉も
あるでしょう。

嬉しい
楽しい
大好き
ありがとう
という言葉を
口ぐせのように
使っている人もいれば

疲れた
悲しい
大嫌い
つまらない
という言葉を
多用している人もいます。

そういう状況があって
その言葉を使うのでしょうが

その言葉が
そいう状況を作り出している
とも言えます。

どんなに困難な状況だとしても
「ありがとう」と
口に出していうことで

脳はありがたいと思える
事象を探し出します。

困難な状況で
「困った」
「大変だ」
という人もいれば

困難な状況で
「ありがたい」
「やるぞ！」
という人もいるのです。

そこで口に出す言葉が
その人の感情を規定し
次の行動を
方向づけていきます。

自分が使っている言葉が
自分の人生を作っているのです。