ある経営者の方と
お話をしました。

その方は
心についての
学びをしっかりと
されている方です。

話が盛り上がって
1時間以上も
お話ししていました。

その中で
「気づき」についての
話題がありました。

「アンテナが
　立っていないと
　目の前にあることも
　気づかないんだよね。
　僕も今まで
　ずっと気づかないでいたことに
　気づけるようになってきたんだ。
　勉強してよかったと思うよ。」

というお話を
されていました。

まさにコーチングでいう
スコトマの原理と
符合する内容です。

重要だと
思っていないことは
存在していたとしても
認知されない。

心理的盲点に
入ってしまっている
という原理です。

その経営者さんは
「アンテナ」という
表現をされましたが

まさにそのアンテナの
感度を上げることで
今まで
スコトマに隠れて
見えなかったものが

急に
自分の周りに
存在していたことに
気づくようになるのです。

その気づきの
度合いによって

人はそれぞれ
違う世界を
生きています。

世の中は
面白いことばかりだ
と思っている人と
世の中は
厳しく辛いことばかりだ
と思っている人は

同じ
地球上に住んでいても
違う世界を
見ているのです。

その違いは
気づきの違いです。

例えば
今、あなたがいる場所で
赤いものは
いくつ見えますか？
数えてみてください。

そして
目をつぶってから
緑のものが
いくつあるかを
言えるでしょうか？

きっと
「緑のものなんて
　あったっけ？」
という人が多いことでしょう。

実際に目を開けてみると
意外にも
緑のものが
たくさんあることに
気づくのです。

存在していても
いわゆる「アンテナ」が
立っていなければ
その人にとっては
存在しないのと
同じものなのです。

この世の中の
美しいもの面白いものが
「アンテナ」次第で
見えるようにもなり
見えなくもなります。

それがマインドの
仕組みなのです。