視線を上げる
2021/05/04
私たちは
目的地を目指して
歩き始めるのですが
歩いているうちに
石ころやくぼみなど
道にあるものに
つまずかないために
足元に気をつけて
歩きます。
目的地を見ているときは
遠くを見るため
視線は上がっているのですが
歩き始めると
視線が下がります。
視線が下がると
目的地を見失いがちです。
どこに向かっているのか
よりも
どんな障害があるのか
ということに
フォーカスしてしまいます。
目的地よりも
目の前の問題に
注目するように
なるのです。
自転車の練習をしてる子が
道に落ちている
石に注目すると
その石に引き寄せられ
見事に石に
ぶつかってしまいます。
F1ドライバーは
車が制御不能に陥ったとき
壁を見るなと
教えられています。
壁を見ると
そこに引き寄せられ
クラッシュして
しまうからです。
その代わり
必ずリカバリーポイントを
見るようにするのです。
運転の初心者は
道幅や脇道に
フォーカスしてしまい
視線が下がり
車が右に左に
ふらふらしてしまいますが
慣れてくると
視線が上がり
真っ直ぐに車を
走らせることが
できるのです。
問題があると
どうしてもその問題に
フォーカスして
しまいがちになります。
しかし
私たちが見るべきなのは
問題が解決した先の
景色なのです。
つまり
視線を下げて
足元を見るのではなく
視線を上げて
目的地を見るのです。
どんな問題が起きようとも
私たちがどこに向かって
進むべきなのかを
見失ってはいけません。
常に視線を上げて
目的地を見ましょう。