会社や学校といった
組織の中で
リーダーと呼ばれる人がいます。

社長、部長、課長
などといった
役職がついていているから
この人がリーダーだ。
という人もいるでしょうし

役職にはついてないけれど
なんとなくこのチームを
引っ張っているのは
あの人だよね。
と言われるような
リーダーもいます。

世の中には
さまざまなリーダー論が
ありますが

コーチング的観点から見た
リーダーとは何か
ということについて
お示ししようと思います。

一言で言えば
「リーダーとは
　可能性を見せ続ける人」
です。

リーダーといえば
組織を目標に向かって
引っ張っていく存在だ。
というイメージを
持っている人が多いでしょう。

もちろん
「とにかく俺についてこい」
といって
文字通り
グイグイ引っ張っていく
タイプのリーダーも
いるかもしれません。

しかし
そんな強引なリーダーに
なぜ周りの人が
ついていくかといえば

そのリーダーが
指し示す未来に
魅力を感じているからです。

逆に言えば
グイグイ引っ張って行く
ことよりも大切なのは

みんなにとって
魅力的な未来の姿を
みんなに共有する
ことなのです。

それができれば
グイグイ引っ張るまでもなく
メンバーそれぞれが
その未来に向かって
自分たちの持てる力を
発揮していけるのです。

ですから
リーダーは
未来のことを
語る人間でなくては
なりません。

過去がああだこうだ
今がああだこうだと
言っているリーダーには
誰もついてきません。

過去がどうであろうと
今がどうであろうと
こんな魅力的な未来が待っている
だから
一緒にやっていこう！

そういった
可能性を組織のメンバーに
見せ続けられる人

これが
リーダーなのです。

当然組織のメンバーが
何を魅力的だと思うかは
人それぞれです。

そのメンバー全員が
こうなりたい
こうありたい
と思う魅力を
全部包摂した抽象度の高い魅力を
わかりやすく伝える
技術も必要になってきます。

今、
自分がリーダーという
立場にいる人は

メンバーに
魅力的な未来の可能性を
見せ続けることが
できているだろうか？

と
考えてみてください。

そこに
その組織が発展する
ヒントがあるはずです。