人の不幸を喜ぶ人
2021/04/20
「人の不幸を喜ぶ人なんて
そんな悪い人いないでしょう。」
そう思うかもしれませんが
案外身近にいるものです。
そして
無意識に自分自身も
そうなってしまっている
こともあります。
それは
正義感の強い人や
人のために何か
やってあげたいという
いわゆる
「いい人」に多いのです。
どうして
いい人が人の不幸を
喜ぶことになって
しまうのでしょうか。
「いい人」は
善悪の判断に敏感です。
良いことをしたい
と思う反面
悪いことを許さない
という気持ちも
持っています。
例えば
人に迷惑をかけている人を
見ると許せなくて
その人をなんとかして
罰したいと思ってしまいます。
どうしてもそれが
できない場合
「あんなやつ
バチが当たればいいのに。」
と
その人の不幸を
願ってしまうのです。
そして
その人迷惑をかけていた人が
実際に不幸な目にあうと
「ざまーみろ。」
と喜ぶのです。
正義の味方が
悪をやっつけたときの
爽快感のようなものを
感じてしまうのです。
いわゆる悪い人に
対してではなくても
「ざまーみろ。」
という感情を
抱いてしまうこともあります。
それは
一生懸命ある人のために
アドバイスをしてあげたのに
その人が
そのアドバイスを
受け入れなかった場合です。
「こうしたらいいよ。」
と教えてあげたのに
拒否されてしまうと
やはり気持ちはよくないものです。
そして
相手がうまくいかないことを
望んでしまうのです。
「私の言う事を聞かなかったから
うまくいかなかったでしょう。」
と思いたくなってしまうのです。
正義感のある人
いい事をしたいと
思っている人ほど
人の不幸を喜ぶ
という状態に
陥りやすいのです。
全ての人の幸せを
願うというのは
とても素晴らしい事であり
とても難しいことでもあります。
特に
勧善懲悪の二項対立の
世界に生きている人には
難しいかもしれません。
人の不幸を喜んでいないか?
自分自身に
常に問いかけてみてください。
人に迷惑をかける人
自分のいう事を聞かない人
そんな人の
幸せを願うことが
できているかどうか。
大切なチェックポイントだと
思いませんか。