ゴールの吟味
2021/03/09
私たちが抱く
夢や目標と言ったものを
コーチングでは
ゴールと呼びます。
ゴールには
今日達成できるもの
というような
短期的なものもあれば
人生のゴール
というような
長期的なものもあります。
また
自分一人で達成する
という
個人的なものもあれば
世界中の人が
そうなったらいい
という
集団的なものもあります。
大きなものも
小さなものも
含めて
私たちが達成したいと
考えているもの
この総称を
ゴールと呼びます。
そのゴールの中には
実は
本物ではないものが
紛れているのです。
何が本物のゴールで
何が偽物のゴール
なのでしょうか。
その違いは
自分が心の底から望むもの
なのか
それとも
他人から刷り込まれたもの
なのか
ということです。
例えば
このプロジェクトを成功させたい。
と思っていたとして
それは
本当にあなた自身が
望んでいるものなのですか?
ということなのです。
例えば
社長が命令したプロジェクトだから
成功させねばならない。
とか
部下に対して
有能な上司であることを示
さねばならない。
とか
やりたいこと
だと思っていることでも
その中に
やらねばならないことが
紛れ込んでいないでしょうか。
結局
よいビジネスマンとはこういうものだ。
よい上司とはこういうものだ。
という周囲の価値観を
刷り込まれてしまっていて
want toだと思い込んでいても
実は
have toが紛れ込んでいることは
よくあることなのです。
私たちは
自分が設定したゴールを
それが周囲に
刷り込まれてしまった
ゴールなのか
自分が心から望む
ゴールなのかを
しっかりと
吟味する必要があるのです。
それに気づかずに
これが自分のゴールだ
と思い込んで
それに向かって
突き進んでいると
どこかで歪みが出てきます。
言いようのない不安に襲われたり
イライラしてしまったり
いつの間にか
他人の責任にしてしまったり
ということが
起きてくるのです。
スタートの角度が
わずか1度でもずれていたら
進んでいくに従って
どんどん
自分が望むものと
かけ離れてきて
どんどん
苦しくなってくるのです。
ですから
ゴールの吟味が必要です。
これは本当に自分が
心から望んでいることなのか。
本当に
この方向で進んでいいのか。
それを
しっかりと自分自身に
問いかけるのです。
忙しい人ほど
意識して
その時間を取ることが
大切です。