夢はどんなものでもいい
2021/02/08
母校での講演を終えました。
全校生徒120名
保護者と先生が
私の話を聞いてくれました。
なんとも地元色満載の
講演会でした。
校長先生は
私が中3の時の国語の先生
親師会会長(PTA会長)は
2つ上の先輩
公民館の担当者は
同級生
保護者の中にも
同級生が2人
記念写真の撮影に来た
写真館の人も同級生
そんな中での
講演会でした。
とはいえ
講演の内容は
いつも通りに真剣に。
いつものように
「夢はありますか?」
と聞くと
手を挙げた子は
全体の3分の1程度でした。
きっと
やりたいことが
ないはずがないのです。
でも
「そんなのは夢ではない。」
とか
「そんなこと願っても
かなうはずがない。」
などと思って
手が挙がらないのだろう
と思います。
「できない」
「無理だ」
「自分なんて」
と思っていることは
全部思い込みなのだ。
あなたは自分が思うより
もっと素晴らしい
存在なのだ。
ということが
伝わるように
一生懸命
お話ししました。
印象的だったのが
横に座っている
先生方が
たくさんメモを
取られていたことです。
子どもたちへの
指導のヒントに
していただけたら
いいなと思います。
最後にお礼の言葉を
代表で言ってくれた子が
「僕の夢はお金が欲しい
ということです。」
と言いました。
とても素直に
自分の気持ちを
言ってくれたことが
嬉しかったです。
先生や親に
「僕の夢は
お金が欲しいということだ。」
と言ったら
「そんなの夢じゃない。」
などど言われてしまうことが
あると思います。
その子の
想いを無視して
自分の正しさや
社会的価値観を
押し付けてしまう大人が
残念ながら
とても多いのです。
チャンスだと思って
そのタイミングで
こんなアドバイスをしました。
「まず、いくら欲しいのか
決めてくださいね。
それから、
そのお金を何に使うのかも。
そして
そのお金を使って
嬉しい楽しい自分の姿を
イメージするといいですよ。」
と。
どんなことでも
自分が
やりたいこと
欲しいもの
なりたい自分を
追求してもいいのだ。
ということを
知ってほしいなと
思いました。
どんな
個人的なことでも
煩悩でも
構わないのです。
それが素直な
気持ちなら
それを尊重して
欲しいのです。
周りの大人は
その思いを認めて
それを伸ばして
あげてほしいのです。
そうやって
その想いを
個人的なことから
周囲の人に広げ
そして
もっと多くの人が
その夢に関わるような
社会性のあるものに
発展させていけば
いいのです。
保護者中の一人の方が
「不登校で家にいる子に
講演を聞かせたいので
ビデオ撮影をしていいですか?」
と言われたので
個人的に使うという約束で
了承しました。
その子にも
画面越しに
「あなたも素晴らしい
存在なんだよ。」
ということが
伝わったらいいなと
思っています。
講演を聞いてくれた人から
「夢がかないました!」
と連絡があるのを
楽しみにしています。