あなたが何か
考え事をしている時
あなたは
そこにはいません。

つまり物理的現象の
現実を離れて
情報の世界に
飛んでいるのです。

目の前に
起きていることよりも
頭の中の想像の
世界に臨場感を
感じているのです。

あなたが今
運転をしていたとしても

想像の世界では
夕飯の支度を
しているのです。

あなたが今
椅子に座っていたとしても

想像の世界では
休日の
サイクリングを
しているのです。

映画館の椅子に座っていても
映画の主人公とともに
手に汗握る
冒険をしているのです。

映画館の椅子に
座っているにも
かかわらず

心臓の鼓動は高鳴り
暑くもないのに
汗が出たり
時には
涙も出たりするのです。

私たちの脳は
目の前の物理世界を超えて
想像の世界に
臨場感を感じる能力を
持っているのです。

あなたが
起こってほしくない
心配事について
いつも考えているとしたら

あなたはその心配事が
起きている世界を
いつも経験しているのと
同じなのです。

まだその
心配事は
一度も起きていないにも
かかわらず

あなたの心は萎縮し
未来への希望を
なくしてしまいます。

椅子に座っていながら
失敗し続けている
ようなものなのです。

ですから
私たちは
起きてほしいことを
考える必要があるのです。

望む未来を
思い描くことで
それが実現した世界を
仮想的に体験できるのです。

その世界の臨場感を
高めていくことで
無意識がその世界へと
あなたを連れて行ってくれます。

常日頃行っている
無意識の判断を
望む方向へと
変えることができるのです。

起きて欲しいこと
について考えましょう。

それが
望む未来を手に入れる
第一歩なのです。