科学の進歩
2020/12/16
人の心が
どのようにできているのか
それを解明するために
人類は研究を重ねてきました。
心理学という分野です。
古典的な心理学は
研究者が様々な
クライアントの
言動を観察し
それを記述することで
心の理論を作ってきました。
それは
科学というよりも
文学に近いものでした。
心理学科が
文学部に所属している大学が
多いのもその名残です。
文学的であった
心理学が
科学へと舵を
切っていきました。
心をブラックボックスに
見立てて
様々な刺激を与え
その反応を観察することで
ブラックボックスの仕組み
つまり
心の仕組みを知ろうとする
取り組みです。
さらに
ブラックボックスの
中身がどう機能しているのか
というところにまで
踏み込んで研究が進んでいきます。
技術の進歩とともにその観察の
精度が高まっていき
fMRIという機械を使えば
脳の中でどんなことが
起きているのかを
観察することも
できるようになってきました。
そうやって
私たちの心の研究は
どんどん進んでいき
心理学は脳科学とともに
心の仕組みの解明を
飛躍的に進めてきています。
昔から
「病は気から」
「火事場の馬鹿力」
「言霊」
などといった
人の心の不思議さについて
いろいろな言葉で
表現されてきましたが
なぜそのような
現象が起きるのか
ということが
わかってきているのです。
私が
「夢って本当にかなうんです。」
と自信を持って
お伝えしているのも
それが単なる経験則から
言っていることではなく
マインドのしくみが
科学的にわかっているからです。
私たちの心が
どのように働き
どのように現実世界を
動かす力を持っているのか。
そのことを知れば
もっと自分の力が
素晴らしいものであるとわかり
自分の可能性を
もっと伸ばすことができるのです。
科学の進歩が
私たちの幸せを作る。
これは
心の分野でも同じなのです。