上方修正
2020/12/02
コーチングセッションでは
クライアントさんと一緒に
ゴール設定の
作業を行います。
こんなことが
できたらいいな。
あんなことが
できたらいいな。
ということについて
自由にお話
してもらいます。
例えば
社員さんを20人に
増やしたい
とか
会社の売り上げを
30%アップしたい
といったことを
お話しいただきます。
私は
その目標で
満足なのですか?
と聞き返します。
そうすると
「いや、できるなら
もっと増やしたい。
もっと売り上げを
あげたい。」
と言われます。
では
「できるなら
どのくらい
増やしたいのですか?」
と聞き返すのです。
クライアントさんが
初めに話す
目標は
過去の延長線上の
目標です。
過去の実績をもとに
このくらいならば
できるだろう。
という目標を
口にされるのです。
それは
かなえば嬉しいこと
かもしれませんが
コーチング理論で言えば
それも現状の内側です。
理想的な現状が続けば
これくらいはいけるだろう
という範囲の
目標になってしまっています。
コーチングが目指すのは
現状の内側ではありません。
現状では
絶対に達成できないような
遥か上の目標を
かなえていくのが
コーチングなのです。
「そんなの
どうやって
達成するのですか?」
という質問が出るくらいが
ちょうどいいのです。
現状では
達成の仕方が
わからないような
遥かに高いゴールを
設定することで
見えるものが
変わってきます。
今まで
スコトマに隠れて
見えなかった
達成方法が
見えてくるのです。
コーチングセッションでは
「初めは
無理だと思っていたけど
できそうですね。」
という感想を
いただくことが
よくあります。
見えなかったものが
見えてきたという証拠です。
私は
セッションの中で
目標の上方修正を
促していきます。
心から望むゴールに
手を伸ばしていいんだよ。
ということに
気づいてもらうのです。
過去の実績を理由に
自分を小さな
枠に押し込めている
そんな人たちを
開放していくのです。
眠っていた
ポテンシャルを
発揮してもらうのです。
コーチングには
それができるのです。