価値観の外側
2020/11/23
コーチングセッションで
コーチがやっていることは
実に単純なことです。
クライアントの話を聞き
必要に応じて質問する。
ただそれだけなのです。
知らない人が
その様子を見れば
誰にでもできること
のように見えます。
しかし
普通の人と
大きく違うことがあります。
それは
コーチは
自分の価値観を
完全に外して
クライアントの
話を聞いている
ということです。
自分の価値観の
外側を肯定し
その価値観に沿って
コーチングが
できるのです。
プロのコーチは
自身の政治信条が
保守だったとしても
革新派の政治家の
コーチングが
できますし
原子力発電に
反対だったとしても
原子力発電推進運動を
している人の
コーチングが
できるのです。
常にクライアントの
利益100%を考えて
コーチングができる。
それが
プロのコーチです。
ですから
プロのコーチは
常に
自分の価値観を
相対的に見るように
心がけています。
自分の価値観の
外側にも
また違う
価値観がある
ということに
気付いているのです。
自分の考えが
常に正しい
他の人は
間違っていると
思い込んでしまうと
その他の
考えを持っている人に対して
適切なコーチングを
することができません。
無意識に
クライアントの話を
否定してしまったり
自分が
正しいと思う方へ
誘導してしまったりします。
コーチは
徹頭徹尾
クライアントの
鏡になるのです。
100%
クライアントの
想いに沿って
さらに
高い抽象度から
ゴールを
捉え直すことを
促します。
クライアントの話を聞き
必要に応じて質問する。
ただそれだけなのですが
その中身は
かなりレベルの高いことを
やっています。
自分の価値観の
外側がある
それを常に
意識をしている人にだけ
できる仕事なのです。