物事をポジティブに
捉えたほうがいい。

ということは
多くの人が賛成する
ことだと思います。

しかし
世の中には
ネガティブに捉えてしまう
人もたくさんいます。

これは
何故でしょうか。

それは
人が
失敗を避けるために
太古の昔から身につけてきた
記憶の仕組みが
関係しているのです。

人類がまだ原始的な
生活をしていた頃
当時の失敗は
即、死につながるものでした。

危険な生物と遭遇する
危険な場所に足を踏み入れる
毒のあるものを食べてしまう
など

これらの
失敗の記憶は
生命の存続に関わる
重要な情報ですので

記憶に強く焼き付けるように
脳が進化してきました。

重要な情報を
忘れてしまっては
種の存続ができなく
なってしまうのです。

つまり
ネガティブな情報を
より強く記憶する
というのが
脳の性質なのです。

ですから
現代に生きる私たちも
何かに挑戦しようとしたとき
似たような状況に関する
ネガティブな記憶を
思い起こしやすいのです。

「そういえば
　以前こんな失敗をしたな。」
「すごく恥ずかしかった。」
「苦しい思いをしてしまった。」

という
ネガティブな記憶が
あなたを
挑戦から遠ざけようと
してしまいます。

文化が発達した
現代に生きる私たちは
常に死と隣り合わせの
危険な毎日を
送っているわけでは
ないのですが

人類の進化の過程で
そのような脳の性質が
残っているのです。

私たちが
よりポジティブに
生きるためには

意識して
ポジティブな記憶を
思い起こす必要があります。

今までに
嬉しかったこと
楽しかったこと
うまくいって
誇らしかったこと

こんな出来事を
5つぐらい
リスト化しておくのです。

そして
何か新しいことに
挑戦しようとするときに

そのポジティブな
記憶とその時の感覚を
未来に当てはめる
ようにします。

フリックバック・フリックアップ
という手法です。

あの時のように
きっと今回もうまく行く。
あの時のような
楽しさがまた味わえる。

そんな
マインドを作り出すことで

何が起こるかわからない
不安な未来へ向けて
力強く踏み出すことが
できるのです。

もともと
ネガティブな人類の脳を
ポジティブに変えていく

コーチング理論を
理解し使いこなすことで
こんなことも
できてしまうのです。