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差別の原因

差別の原因

2020/07/26

小学校教師を
していたころ

道徳教育に関心をもち
差別というものについて
考えた時期がありました。

差別について
調べていくうちに
差別がどうして
起きるのか
ということについて

自分なりの答えを
見出すことが
できました。

差別の原因とは
一体何だと
思いますか?

私が出した答えは

恐怖

です。

無知による恐怖が
差別の原因なのです。

例えば
部落差別は
あの地域に住んでいる。
という理由だけで

忌避の対象に
なってしまいました。

一人一人の
人となりを
知らないのに

「あの部落の人は・・・
 きっと〜に違いない。」
というレッテルを貼り
その人たちとの
接触を避けたり
攻撃の対象に
なったりしました。

もしも
その部落の人と
親しく付き合って
その人をよく知ったならば

住んでる地域を理由に
忌避の対象に
するようなことは
決してしないでしょう。

人種差別
性差別
職業による差別
思想信条の差別

世の中の
ありとあらゆる差別は

無知の恐怖から
生まれます。

今、
医療従事者とその家族が
差別を受けているそうです。

新型コロナウィルスが
どんなウィルスなのか
よく知らないから
みんな怖がるのです。

そして
ウィルスとの戦いの
最前線に立つ人たちが
どんな状況にあるのかを
知らないから
怖がるのです。

知らないから
怖がり
怖がるから
避けようとする。
避けようとするから
余計に
知ろうとしなくなる。

その悪循環が
差別意識を
増幅させていきます。

知らないから
一括りにして
レッテルを貼り
避けようとするのです。

そう考えると
私たちには
様々な人に関心を持ち
知ろうとすることが
大切だと言えます。

知ろうとすること
それが
愛につながります。

愛着とは
よく知っているものに
心惹かれることを
言います。

愛する人のことは
より深く知りたくなる
ものです。

あなたが
「あの人嫌だな。」
と思ったとき

その人について
よく知らないのに
避けていないかと
考えてみてください。

差別の芽ではないか?
と考えてみてください。

あなたに
愛がある人なら
その人について
知ろうとして
みてください。

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