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オタク最高

オタク最高

2020/05/13

私の息子は
歴史オタクです。

中国の三国志の時代
日本の戦国時代
第二次世界大戦の時代
など

親よりも
詳しく知っています。

美濃国
三河国
近江国
など
日常会話に
昔の地名が
次々と出てきます。

夕飯時には
「麒麟がくる」を
見ながら
いろいろと解説を
加えています。

学校には
話が合う友達が
ほとんどいません。

歴史好きの先生と
話をするのが
楽しいようです。

「歴史ばっかりやってないで
 他の勉強もしないと。」
とか
「友達と話題が合うように
 した方がいい。」
などという声も
聞こえてきそうですが

私は
全くそうは思いません。

好きなことを
とことんやればいいと
思っています。

みんな違ってみんないい

学校で友達と話が合わない
職場で浮いてしまっている

そんなことを
気にする必要は
ありません。

小さなコミュニティに
合わせようとするあまり
自分の良さを
薄めてしまうのは
もったいないです。

金子みすゞの詩
「私と小鳥とすずと」
にあるように

鈴は
たくさんの歌を
知らないからこそ
ただ一つの
きれいな音が出るのです。

鈴が
たくさんの歌を
知ろうとすると
その音が
濁ってしまうかも
しれません。

鈴のその音が
他の人の音と違う
ただ一つのきれいな音
だからこそ
他の人は
耳を傾けるのです。

それぞれが
自分の得意分野を持ち
得意不得意が
噛み合ってこそ
多様性のある
豊かな社会が
作れるのです。

世の中のオタクのみなさん

オタク最高です。

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