天国と地獄
2020/05/08
教師時代に
学級の子どもたちに
よく語って聞かせた
お話があります。
天国と地獄の
お話です。
地獄では
亡者たちが
片腕を椅子に縛り付けられて
円になり座っています。
もう一方の手には
長いスプーンが
縛り付けられています。
亡者たちは
円の真ん中にある
豪華な食べ物を
その長いスプーンで
一生懸命口に
運ぼうとするのですが
どうしても口に
入らないのです。
豪華な食べ物を
目の前にして
どうしても
食べることができず
亡者たちは
苦しんでいました。
天国の住人も
同じように
椅子に縛り付けられて
円になって
座っているのですが
住人たちは
とても笑顔で
楽しそうに
食事をしているのです。
手には
縛り付けられた
長いスプーンが
あるのにも
かかわらず
ちっとも
苦しんではいないのです。
天国も地獄も
全く同じ環境なのですが
そこにいる人の様子が
全く違うのは
何故なのでしょう。
地獄では
スプーンですくった
食べ物を
一生懸命に自分の口に
入れようと
しているのですが
天国では
スプーンですくった
食べ物を
周りの人に
食べさせて
あげているのです。
そうやって
お互いに与え合いながら
楽しく食事を
しているのです。
私たちの人生には
様々な状況が
生まれてきます。
順風満帆だと
思える状況もあれば
この世の終わりだと
思える状況も
あるかもしれません。
しかし、
天国と地獄の
お話のように
その状況を
生かすも殺すも
考え方次第なのです。
同じ状況で
地獄のように苦しむのか
天国のように楽しむのか
全ては
マインド次第なのです。