感謝を探す|当たり前 感謝 コーチング
2024/12/15
下松商工会議所さん主催の
健康セミナーで
お話しさせていただきました。
テーマは「Well-being」です。
社会の成熟に伴って
経済成長や
量的な豊かさを
求めていた時代から
質的向上を求め
人が実感できる豊かさに
シフトしていく現代において
Well-beingという概念が
注目されています。
直訳すると「よい状態」
個人や社会がよい状態であることを
目指そうという考え方です。
何がよい状態かを決めるのは
生活環境ももちろんですが
それよりも
心の状態が大きな比重を
占めることになります。
コップに水が半分あるのを見て
半分しかないと
ネガティブに評価する人もいれば
半分もあると
ポジティブに評価する人もいます。
何mlあればよい状態であり
それに満たなければ
悪い状態であるというように
客観的に評価することは
できないということです。
それを評価する人の
心の状態によって
それがよい状態になったり
悪い状態になったりも
するのです。
ではどんな心の状態が
作れればいいか?
その1つとして
「感謝を感じる」
というテーマを取り上げました。
セミナーの参加者の方に
「できるだけたくさん
感謝を探してください。」
とお伝えしました。
参加者の方からは
家族がいることに感謝
仕事のお客様がいることに感謝
生きていることに感謝
友達がいることに感謝
などなど
様々な感謝が出てきました。
こうやって
感謝をたくさん探していくことで
今まで当たり前だと思っていたことが
実はありがたいことだったのだ
ということに気づけます。
感謝の感度が上がっていくのです。
そうすれば
今の状態が
実はよい状態(Well-being)だと
感じられるようになります。
感謝を探すのは
何も押し付けがましく
説教っぽく
「感謝しなさいよ」というのではなく
自分が幸せを感じるために
感謝の感動をあげたほうが
いいんじゃないですか?
という提案です。
例えば
ペン1本を取り上げてみても
これがあることで
いつでもメモすることができるし
とても安価で質の良い
筆記具を手にすることができています。
こんなペンを
自分が手にするためには
多くの先人の知恵と努力の
結晶のおかげだと思うのです。
ペンを売ってくれた
お店の人だけでなく
それを運んでくれた運送業の人
それを作ってくれた製造業の人
その技術を発明してくれた人
その技術を普及してくれた人
たった1本のペンですが
その成り立ちを考えることで
古今東西の
多くの人に感謝することができます。
そんな
感謝の感度が高い人は
そうでない人よりも
幸せを感じやすく
Well-beingな生き方が
できる人だと思います。
身の回りにある感謝を
探してみましょう。
それが
Well-beingな生き方をする
鍵なのです。
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