協力し合う関係性|教育 協力 コーチング
2024/10/18
小学校の教室では
こんなことが起きます。
「先生、〜君が
私のノートを
見てくるんです。」
私は何が問題なんだろう?
と不思議に思います。
「どうしたの?
何か困ったことがあるの?」
するとその子は
もう一度言います。
「〜君が私のノートを
見てくるんです。」
どうやら
その子の言いたいことは
「ノートを見ることは
いけないことだ。
〜君を叱ってほしい。」
ということなのです。
私は
「見せてあげたらいいよ。」
というのですが
何かその子は不満そうです。
今まで
「人のを見てはダメです。」
「自分で考えなさい。」
と言われてきたのでしょう。
私は逆に
「お隣と見せ合ってごらん。」
「近くの人と相談してごらん。」
ということをよくやっていました。
学級集団でお互いを
協力しあって学ぶ
仲間である
と認識させる方が
はるかに高い成果を
上げるはずなのですが
お互いを
ライバルや敵だと
思わせるような
指導をしている教師も
いるのです。
社会人になったとしても
周りの人を仲間だと
思う方が
周りの人を敵だと
思う人よりも
はるかに生きやすく
幸せな生き方ができるのに
と思います。
相手の弱みを見つけ
そこを攻撃するような
そんな人間関係よりも
お互いの長所を生かし合い
短所を補い合うような
人間関係を作る方が
全体として
良い社会を作っていけるのです。
ノートを人に見せてはダメだ。
と指導されてきた子どもが
そのまま大人になって
生きにくい社会を
作ってしまっているのでは
ないかと思います。
隣の子に
ノートを見せてあげましょう。
周りの人と
協力し合う関係性を
作っていきましょう。
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