力不足だった自分|教育 成長 コーチング
2024/09/10
教員採用1年目
私の担任する5年2組は
学級崩壊しました。
子どもたちは
私の言うことをきかず
授業は一人芝居。
やんちゃ坊主たちはもちろん
真面目な女の子からも
嫌われてしまっていました。
当然学級では
毎日問題が起こり
その後始末に追われ
授業の準備ができるのは
夜も更けてから。
家に帰るのは風呂と
わずかな仮眠を取るためだけ。
1日のほとんどを
学校で過ごしていました。
保護者からは
面と向かって
「教師失格」
「早く辞めた方がいい」
と言われました。
そんな辛い毎日でも
守り続けた矜持があります。
それは
決して子どもの
悪口を言わないこと。
今、こんな状態になっているのは
子どもたちが悪いからではなく
私の力不足だから。
力のある先生から
担当すれば子どもたちは
よくなるに違いない。
なんとかして早く
指導力を身につけなければ
ならない。
そう思って
子どものことを
悪く思うことはありませんでした。
結局
その学級を立て直すことは
できませんでしたが、
次の1年は
子どもたちと楽しく学ぶことができ
「来年も河村先生がいい」
と言ってもらえるように
なりました。
教師を辞めた今でも
あの1年間があったから
子どものせいにせず
自分の力不足だとして
他に責任転嫁をしなかったから
15年の楽しい教師生活があり
その後の
メンタルコーチとしての
自分があると思っています。
コーチとなった今
誰でも自分の夢を叶えることができる
という矜持を持って
日々の仕事をしています。
私を鍛えてくれた
あの時の子どもたちには
心から感謝しています。
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