教員向け講演会|教育 職場 コーチング
2024/06/06
教育意委員会から
教員向け研修会の
講師依頼がありました。
主な対象は
中堅の先生たちです。
子どもたちにどう指導するか?
だけでなく
若い先生をどのように
引き上げていくかという
内容を盛り込んで欲しい
とのことでした。
話す内容として思いついたのは
他者意識についてです。
教員になる人は
基本的に学校で
うまくやってきた人です。
人格の中に
学校文化が染み込んでいる
と言っても過言ではないでしょう。
例えば
「みんな仲良し」
というスローガンや
「人の気持ちを考えましょう」
という先生の指導
こういった文化の中で
うまくやってきた人たちです。
仲良くできないのはおかしい。
人の気持ちがわからない人は
おかしい。
という価値観を持っている人が
職場の中心にいると
本音と建前が乖離してきます。
表面的には
仲良く振るしているように
見えるのですが
腹の底では何を考えているか
わからない。
という感じです。
一方で
仲良くできなくて当たり前。
人の気持ちはわからない。
が前提になれば
だからこそ
コミュニケーションを大切にしよう
という文化が作られてきます。
仲良くない人とも
上手にコミュニケーションをする
スキルを身につけたり
わからないことはすぐに聞く
という習慣ができたりして
かえって風通しの良い
職場ができるのです。
そういう風通しの良い
職場環境でこそ
ベテラン・中堅・若手が
それぞれ持っている
価値観の違いを超えて
それぞれの持ち味を活かせる
教師集団になっていきます。
私自身、若手の頃に
明文化されてない
職員室の暗黙のルールに苦労した
経験があります。
中堅の先生たちが
風通しの良い職場文化を
作っていくヒントを
提供できるように
研修の資料作りをしているところです。
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