相手の良さを見つける｜教育 成長 コーチング
2024/06/02
教師時代に
最も感銘を受けた
教師の一人に
向山洋一という人がいます。
彼は著書の中で
問題を抱えた子の対応について
次のように書いています。
「始業式の日、何が何でも
彼をほめようと思った。
（中略）
始業式の日、事実で彼を
ほめなければならなかった。
子どもの世界では、
わざとらしいことや嘘は
通用しないからである。
僕は彼の着ている服がぼくと同じでも
ほめようと思っていた。
そのためジーパンをはいていったほどだった。
彼が立っている地面がきれいでも
ほめようと思っていた。
ほめることができるかどうかが、
彼との最初の勝負だと思っていた。」
（『教師修行十年』より）
「僕、死にたいんだ」
とまで言った子どもが
向山氏の指導により
心を開いていくのでした。
その子はこれまで
ダメなところを
嫌というほど周りの人に
指摘されてきたはずです。
たった一人の先生が
その子の良いところを
見つけようとしてくれた。
その信念が
「僕、死にたいんだ。」
という心境から
彼を救ったのです。
相手の良さを見つけることは
人間関係全般において
とても大切なことです。
良いところを指摘された人は
その良さを伸ばそうとし
逆に
悪いところを指摘された人は
その悪さを助長してしまうのです。
相手に良くなってほしいと思って
指摘したことでも
その相手は
繰り返し指摘されることで
「どうせ俺なんて・・・」
という気持ちになってしまうのです。
良くなってほしいと
思うのなら
良いところを指摘することです。
特に
相手や周りの人が
気づいていない
隠れた良いところを見つけると
その効果はさらに高まります。
相手の良さを見つけましょう。
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