心の理論｜人間関係 他者意識 コーチング
2024/05/25
「心の理論」という
心理学のテーマがあります。
簡単に言えば
他者の心を類推し
理解する能力です。
その能力を測るために
サリー・アン課題という
心理テストを行います。
サリーとアンが
同じ部屋にいます。
サリーがAの箱に
ビー玉をを入れて
部屋を出ていきます。
その後
アンがAの箱から
ビー玉を出して
Bの箱に入れます。
サリーが部屋に
戻ってきて
ビー玉を取り出そうとします。
サリーはAとBどちらの箱を
探すと思いますか？
心の理論を獲得した
大人ならAの箱だと答えます。
しかし
他者の視点が理解できない幼児は
Bの箱だと答えるのです。
自分と他者の視点が
違うことを理解できない人は
自分が知っていることを
他社も知っていると
思い込んでしまいます。
サリー・アン課題が
簡単に解ける大人でも
少し複雑な状況になると
うまく課題が処理できない人もいます。
相手の立場に立てず
自分の思いだけをぶつけて
相手を非難する人。
自分ができることを
他の人ができなければ
イライラしたりキレたりする人。
「なんでこんな簡単なことが
できないんだ！」
「何を考えてるんだ。信じられない。」
「あいつはバカだ。使い物にならない。」
などと
激しく人を批判する人。
他者の心を類推する力が
不足している人は
人間関係を壊してしまう
ことになります。
誰かに対して
イライラした時には
サリー・アン課題を
思い出しましょう。
サリーは
あなたが知っていることを
知らない可能性があるのです。
「なんでBの箱を探さないの！」
とキレるのはやめましょう。
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