競争か共存か?|成功 社会 コーチング
2024/03/30
ある方の勧めで
「星の商人」という本を読みました。
副題に
〜「成功の秘宝」を
手に入れるためのレッスン〜
とあります。
大商人を目指す
2人の若者の物語です。
作品のテーマは
競争か共存か?
成功するためには
競争に勝たなければいけない。
という考え方が正しいのか
成功するためには
共に成功するように
仲間を助けていく方が良い。
という考え方が正しいのか
それを
2人の若者の姿を通して
描かれています。
みなさんはどちらが
正しいと思いますか?
結果的には
この世の中は競争だ
と考えた若者は犯罪を犯し
死刑となります。
共存が大切だ
と考えた若者は
大商人となりその国の
繁栄を支えるのです。
面白いのは
この物語の中で賢者と呼ばれる人が
若者に尋ねる場面です。
「共存の世界と競争の世界
どちらが正しいと思われるか?」
若者は「共存の世界だ」
と応えるのですが
賢者はそれを否定します。
「違うのだ。
どちらも正しいのだ。
誰にとっても信じた世界が
真実の世界だからのう。」
どちらを信じてもいいが
その責任は自分で
とらなければならない。
というのです。
なるほど。
確かにそうだと思います。
相田みつをさんの詩を思い出しました。
「わけ合えば」
うばい合えば足りぬ 分け合えばあまる
うばい合えばあらそい 分け合えばやすらぎ
うばい合えばにくしみ 分け合えば喜び
うばい合えば不満 分け合えば感謝
うばい合えば戦争 分け合えば平和
うばい合えば地獄 分け合えば極楽
うばい合うと 足らないけれど
分け合うと あまっちゃうんだなぁ
正しい、正しくない
というよりも
それが世の中の原理原則であり
どちらを選んでも
その原理原則に従って
答えが出る。
というものなのかな
と思いました。
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