いかに気づいていないか?|スコトマ 認知 コーチング
2024/01/20
ある実験動画の話です。
地図を持った旅行者に
道を聞かれて
一生懸命説明していた
おじさんがいました。
その2人の間を割り込んで
大きなドアを抱えた2人組が
通り抜けて行きます。
通り抜ける瞬間
ドアで視界を遮られ
一瞬その旅行者が
おじさんの視界から見えなくなります。
ドアを持った2人組が通り抜けた後
おじさんは何事もなかったかのように
その旅行者に
とても親切に道案内を続けました。
これで動画は終了です。
おじさんは
何も気づいていないのですが
動画を見ている人には
はっきりと見えています。
2人の間を割り込んで
ドアを持った人たちが
通り過ぎる瞬間に
道を聞いていた旅行者と
ドアを抱えた2人のうちの1人が
入れ替わっていたのです。
つまり
初めに道を聞いた旅行者とは
全く違う人に向かって
おじさんは一生懸命道を
教えていたのです。
見ている私たちには
思わず笑い出してしまうような
光景ですが
おじさんは道を教えるのに
夢中になっていて
相手の顔や服装が
変わったことに気づかないのです。
このおじさんが特別なのではなく
私たちは
自分にとって重要ではないと
判断したものは
見ているようで見ていないということが
現実に起きるのです。
それをスコトマ(心理的盲点)と呼びます。
いかに気づいていないか?
それに
気づくことが大切です。
※関連記事はこちら