抽象度ついて|具体と抽象 視野を広げる コーチング
2024/01/11
小学校教員をやっていた時から
具体と抽象ということについて
しっかりと教えるべきだ
と思っていました。
なんとなく
具体的な方がわかりやすい
といった印象を
持っている人が多いと思います。
しかし
私たちは抽象的に
考える力を持つことで
よりよくこの世界を理解することが
できるようになっています。
例えば
家で飼っているポチは
隣で飼っているモモと
同じ犬という種類であること。
犬という概念は
ポチとモモとを包摂する
抽象的な概念なのです。
犬と猫と狸は
哺乳類という
さらに抽象的な概念で
まとめられますし
哺乳類も鳥類も
脊椎動物という概念で
まとめられます。
そうやって
私たちは
いくつかの具体を集めて
抽象的に理解することができます。
そうやって
抽象的にまとめて考えることで
具体的な物事から
共通点だけを抽出し
より多くのことを
理解することができるのです。
石川県の方が
震災でお父さんを亡くした時に
沸き起こる感情と
自分が
5年前に病気でお母さんを亡くした時に
沸き起こる感情とが
同じ喪失による「悲しみ」という
感情であると
抽象的な理解ができるからこそ
被災地の方の
悲しみに寄り添うことができるのです。
お医者さんが
一生懸命治療するのと
自分が
保険のセールスをするのとは
同じ
人の役に立ちたいという
貢献の思いを持っているからだ
と理解できます。
今目の前で起きていること
自分がやっていることが
自分にとって
この社会にとって
どんな意味を持つのか?
そういったことを
理解していくためにも
抽象的に考えることが
役に立っているのです。
今日
あなたがすることは
あなたの人生にとって
どんな意味があるのか
抽象度を上げて考えてみてください。
そういった習慣を
身につけていくことで
私たちは
抽象度の高いゴールを
獲得することができます。
ここだけ
今だけ
私だけ
という
狭い考え方からの
脱却ができるのです。
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