不安よりも希望を|ゴール設定 望むもの コーチング
2023/12/16
コーチングセッションをしていると
この先の不安を口にする
クライアントさんがいます。
「このままだったら
こうなってしまうかもしれない。」
当然
「こうなって・・・」
の中身はネガティブな内容です。
起きてほしくないことを
思い描いて
不安になっているのです。
私はその言葉を受け止めてから
「では、どうなってほしいと
願っているのですか?」
と聞きます。
ほとんどの方が
そこで言葉に詰まります。
自分が何を望んでいるのか
すぐに出てこないのです。
「いいですよ。
じっくり考えてみてください。」
そういって待っていると
しばらくして
ポツポツと話し出します。
そこで初めて
「そうか、自分はこうなりたかったんだ。」
と気づくのです。
多くの人が
自分が何を望んでいるかを
自覚していません。
「こうなりたくない。」
という
ネガティブな想像は
とても豊かに思い描いているのですが
「こうなりたい。」
という希望を
思い描いていないのです。
自転車の練習をしている
小さな子に
「ほら、そこに石があるよ
ぶつかってはダメよ。」
と教えているようなものです。
そんなアドバイスをすると
その子は
石に注目してしまうので
よろよろしながら
どんどん石に向かって
進んでいってしまいます。
大事なのは
「ここまでいらっしゃい。」
とゴールを示すことです。
ゴールを示し
ゴールに注目することで
その障害となる石は
目に入らなくなっていくのです。
不安ではなく希望を
心に持つこと。
辿り着きたい場所に
しっかりとフォーカスすることで
不安は解消されていきます。
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