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名言の重みを知る|吉田松陰 至誠 コーチング

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名言の重みを知る|吉田松陰 至誠 コーチング

名言の重みを知る|吉田松陰 至誠 コーチング

2023/07/28

明治維新のきっかけを
作ったとも言われる
吉田松陰は
数々の名言を残しています。

例えば
「至誠にして動かざるは
 未だこれあらざるなり」
という言葉

真心を持って接すれば
どんな人でも動かすことができる

という意味ですが
とても有名な言葉なので
吉田松陰自身の言葉だと
勘違いしている人も
いるかもしれません。

しかし、これは元々
「孟子」という書物の中に書かれた言葉で
それを引用したものです。

しかもそれがどんな状況で
誰に対して発せられた言葉かを
知っている人はどれだけ
いるでしょうか?

実はこの言葉は
安政の大獄で
嫌疑がかけられ
江戸に送られる前に
門下生に対して書き残した
言葉だったということです。

まさに
これから江戸に処刑されに行く
というタイミングで
この言葉が送られたのです。

「至誠にして動かざるものは
 未だこれあらざるなり。
 吾、学問すること二十年、
 齢もまた而立(三十歳)なり。
 然れども未だこの一語を解すること能わず。
 今年、関左の行(江戸行きのこと)、
 願わくは身を以て之を験せん。
 乃ち死生のごときは、しばらくこれを置く。」

孟子の
「至誠にして動かざるものは
 未だこれあらざるなり。」
という言葉が
真実であるかどうかを
身をもって実験しようというのです。

結果的には
吉田松陰は処刑されました。

命をかけた実験は
失敗だったのでしょうか?
孟子の言葉は嘘だったのでしょうか?
至誠は人を動かさなかったのでしょうか?

その後の門下生たちの活躍と
明治維新への動きを見れば
そうではないことがわかるでしょう。

世の中には
たくさんの名言と
言われるものがありますが

その言葉が
どんな状況で誰に向けて
発せられたものかを知ることで
その言葉を重みや本当の意味を
初めて知ることができるのです。

 

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