ゴールの抽象度|時間的 空間的 コーチング
2023/06/15
ある人に
ゴールの抽象度を
高めるように話したところ
それがなかなか
難しいという反応でした。
いつも当たり前に
「抽象度を高めましょう」
と言ってしまっていますが
それが難しい人もいるのだ
ということに気づきました。
もっと噛み砕いて
具体的事例を踏まえながら
わかりやすく説明する
必要があるのだと感じました。
ざっくり言えば
広い視野と
長いスパンで
物事を考える
ということなのですが
それを具体的事例に
落とし込んでみましょう。
例えば
釣りが大好きな人がいたとします。
暇さえあれば
釣りに行って
大物を釣ることに
情熱を注いでいます。
もっと大きい魚を釣りたい
といつも思っています。
これが
自分だけが大きい魚を釣りたい
というのであれば
あまり抽象度の高いゴールとは
言えません。
しかし
どうすれば大きい魚が釣れるか
自分がやってきたことを
友人に教えてあげて
友人にも大きい魚を釣る
喜びを味わってほしい
としたら
少し抽象度が高くなります。
それを
動画にして配信したり
書籍にして
多くの人に教えてあげたり
したとしたら
さらに抽象度が高くなっていきます。
大きい魚を釣る楽しみを
多くの人と
共有することができるのです。
そのノウハウを
釣具メーカーに提供して
新しい釣具の開発にも
役立ててもらう
ということも考えられるでしょう。
さらに
長いスパンで考えるとしたら
今後も
大きい魚が釣れるような
釣り場を守るために
海の環境保護活動に
取り組むこと考えられます。
「私が大きい魚を釣りたい」
という願いが
空間的、時間的に
広がっていき
「みんながこの先長い間
大きい魚が釣れたらいい」
という
抽象度の高いゴールへと
成長していくのです。
これが
ゴールの抽象度を上げる
という作業です。
「自分だけ・今だけ」
という
抽象度の低いゴールを
持っている人は
レベルの低い
幸せしか感じることが
できないのです。
そのためにも
視野を広くして
長いスパンで
物事を考えるという
訓練が必要です。
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