記憶の仕組み|ポジティブ ネガティブ コーチング
2023/04/13
阪神淡路大震災
アメリカ同時多発テロ
東日本大震災
これらのニュース番組を
見たり聞いたりした時の
様子を鮮明に覚えている
という人はいませんか?
私は3つとも
鮮明に覚えています。
1つ目は
中学生の頃でした。
学校に行く前に
テレビをつけた時
火の手があちこちに
上がっている映像が流れました。
2つ目は
青年の家で働いていた頃でした。
朝礼後に職場のテレビで見ました。
3つ目は
教員として学校で働いていた時
卒業式の練習の後
職員室に戻ってきた時に
いつもはついていない
職員室のテレビがついていて
港の水位がどんどん
上がってくのを見ました。
10年以上も前のことを
これだけ鮮明に覚えているのに
1週間前の晩御飯に
何を食べたかを
忘れることもあります。
ここに
人の記憶の仕組みが見えてきます。
人は
生命に関わるような
特にネガティブな情報を
選んで記憶するように
できているのです。
原始時代から
人は生命に関わるような
情報を覚えていないと
種を存続させることが
できなかったからです。
なんとか生き延びるために
危険なことや
酷い目にあったこと
などを
しっかりと記憶に留めるように
脳を発達させてきたのです。
私たちの記憶は
ネガティブな記憶で
できているのです。
だから
トラウマになったり
過去に囚われて
動けなくなったりします。
意識して
ポジティブな記憶を
想起する習慣を
つける必要があります。
過去に
嬉しかったこと
楽しかったこと
誇らしいかったこと
などを
思い出してみてください。
ネガティブな記憶に騙されて
自分なんてダメな人間だ
と思い込んでいませんか?
過去には
素晴らしい成功をしているし
楽しい経験もしているのです。
意識して思い出してみましょう。
未来への勇気が湧いてくるはずです。
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