坂本龍一さんが大切にしたもの｜重要度 RAS コーチング
2023/04/06
作曲家の坂本龍一さんが
なくなりました。
彼の功績を讃えて
特別番組が放送されていましたが
その番組の中で
彼が日常の中の音を
集めていたという
エピソードが紹介されました。
私たちは音に囲まれて
生活しているが
無意識に良い音と
そうでない音とを分けている。
そういったフィルターを通して
音を聞いている
というのです。
そのフィルターを外して
ありのままの音を
聞いてみたいという思いから
風の音
エアコンの室外機の音
街の雑踏の音
などを
録音していたというのです。
さすが
音の専門家は
そこまで音にこだわって
聞こうとしているのだと
思いました。
音に限らず
私たちの身の回りに起こる現象は
全て
私たちが自ら作り上げた
フィルターを通して
認識しています。
自分にとって
重要かどうかという
基準に照らし合わせ
重要であれば
その情報を取り入れ
そうでなければ
その情報はシャットアウトされます。
エアコンの音を
日常生活の中で
常に意識して聞いている人は
ほとんどいないでしょう。
それは無意識に
重要でないと判断
されているからです。
私たちはあらゆる情報の中から
自分にとって重要なものだけを
取り入れて
この世界を形成しているのです。
そして
自分にとって重要なものを
置き換えたとき
自分を取り巻く世界が
変わるのです。
急にエアコンの室外機の音が
耳に入ってくるように。
生涯を通して
音にこだわった坂本龍一さん。
私は何を大切にして
生きているのだろう？
それを
改めて考えさせられる
そんな機会を得ました。
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