自分が満たされていないと|承認欲求 人間関係 コーチング
2023/03/12
コーチとして
常に自問自答し続けている
ことがあります。
それは
「相手をコントロールしようと
していないか?」
ということです。
コーチはその気になれば
容易にクライアントをコントロールして
自分の思うように
発言をさせることができます。
自分の思い通りの人間を
育てることすら
できてしまいます。
しかしそれでは
クライアント自身の望むものを
達成することができなくなりますし
コーチの価値観の枠から
出ることができず
狭い範囲のゴールにとどまってしまいます。
クライアントのパフォーマンスを
飛躍的にアップさせるためには
クライアント自身の
価値観の枠を外すことはもちろん
コーチの価値観の枠も
飛び越えていくことが必要になります。
ですからコーチは決して
クライアントをコントロールすることが
あってはならないのです。
コーチは
クライアントの利益100%で関わります。
ギブアンドテイクの関係でも
WinWinの関係でもなく
クライアントの利益100%です。
コーチ自身の利益を
ちょっとでも考えれば
それは
クライアントをコントロールしようと
していることになります。
通常の人間関係の中でも
何とか相手をコントロールしようと
する人に出会うことがあります。
何か満たされないものがあり
それを
周りの人に求めているのです。
心の底で
自分にOKを出せていない人。
そういう人ほど
手柄を自慢し、誰かを攻撃し
相手より上に立とうとします。
相手をコントロールし
自分の支配下に置くことで
自尊心を満たそうとします。
そういう人には
「大丈夫だよ。
あなたはあなたで素晴らしいんだよ。」
と言ってあげたくなります。
また、自分自身にこの言葉を
言い聞かせます。
「人知らずして慍(うら)みず、亦(また)君子ならずや。」
(人が自分の存在を認めてくれなくても、怨んだりしない。
何と立派な人ではないだろうか。)
君子とは自分で自分を満たすことができる。
そう言った意味で素晴らしい人間なのだ。
と思います。
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