臨場感を高める|想像 現実 コーチング
2023/03/11
映画館で
その映画の世界に浸っている時
あなたが座っている
映画館の椅子と
お尻との摩擦の感覚は
消去されてしまいます。
その映画がその人にとって
素晴らしいものであれば
2時間ほど
別世界に行っていたような
感覚になるでしょう。
スクリーンに写っているのは
単なる光の粒の動きであり
そのような
冒険物語や熱い恋愛が
目の前で起きているわけでは
ありません。
たくさんの人が椅子に座って
2時間
音を聞きながら
光の粒の動きを見ていた。
これが客観的な
事実なのですが
映画を見た人にとっては
その映画の世界こそが
リアルな体験なのです。
映画に全く興味のない人は
隣の席の人が
ポップコーンを食べる音が
気になっていたり
椅子の座り心地の悪さに
イライラしていたり
するかもしれません。
映画に没頭した人と
そうでない人は
同じ映画館にいながら
全く別の現実を
生きていたということになります。
これは
映画に限ったことではありません。
日常生活の中でも
常にこのような現象が
起きているのです。
何が現実かというものは
マインドのあり方によって
人それぞれなのです。
同じ場所で
同じ時間を
共有した人ですら
何にリアリティを感じているかで
全く違う現実を生きているのです。
リアリティ=現実らしさ
を私たちは「臨場感」と呼んでいます。
臨場感のあるものを
私たちは現実として選んでいます。
占い師がローブを着て
蝋燭のついた暗い部屋で
水晶玉を見ながら
未来をのことを予言するのは
この臨場感を高めるためなのです。
そしてこの臨場感は
自分で高めることができます。
頭の中で
レモンをかじる自分を
ありありと思い描いたなら
唾液が出てきます。
レモンをかじる自分と
それを想像している自分との
臨場感の引っ張り合いにより
レモンをかじる自分が
現実として採用されたからなのです。
このような
ビジュアライゼーションという手法により
私たちは
ゴール達成の
臨場感を高めることができます。
今、目の前にないものを
あたかも映画館で映画を見るように
心の中に作り出すのです。
そうすれば
ゴール達成している自分が現実であり
ゴール達成していない自分は偽物だ。
という信念を作り出せるのです。
臨場感を高めることにより
現実は自分で選ぶことができるのです。
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