早くしなさいと言いたくなったら・・・|子育て 家庭教育 コーチング
2023/02/03
子育ての相談を
受けることがよくあります。
子どもが思うように
いうことを聞かない。
どうすればいいのだろうか。
という事例がとても多いです。
そういう親が
常に口にしているのは
「早く〜しなさい。」
という言葉です。
早く着替えなさい。
早くご飯を食べなさい。
早く宿題をしなさい。
早くお風呂に入りなさい。
早く寝なさい。
しかし子どもは
なかなかすぐには動きません。
その様子を見て
イライラしてしまい
声を荒げたり
時には手を上げてしまったりします。
子どもに対して
つい言ってしまう言葉。
「早く〜しなさい。」
これを大人への指示に置き換えてみると
どうでしょうか。
上司から
「早く報告書を出しなさい。」
と言われます。
あなたはとりあえず。
「はい。」と答えます。
しかし
今は別の仕事の締め切りに追われています。
まずはそれを終わらせようと
夢中になって仕事をしていると。
上司が声を荒げて言いいます。
「早くしろと言っているだろうが!」
するとあなたは
こう切り返すでしょう。
「今はこの仕事をやっていて
手が離せないんです。」
上司はカンカンになって言います。
「私が早くしろと言ったらすぐにやるんだ!」
そう言って
別の仕事の書類をビリビリと破いたり
一生懸命打ち込みをしていたパソコンを
いきなりシャットダウンしたりします。
どうでしょう。
こんな上司と一緒に
仕事をしたいと思うでしょうか?
あなたが上司なら
「今日の15:00までに報告書を出してくれ。」
というように
締め切りを告げるでしょう。
もっと丁寧な上司なら
「17:00にはその報告書を
お客様に見せるから頼むよ。」
と、なぜ急ぐのかを説明するでしょう。
子どもも大人も同じです。
「早くお風呂に入りなさい。」
というときに
子どもが別の遊びに
夢中になっていたとしたら
どんな言葉かけが必要でしょうか。
まだ幼いとはいえ
一個の人格を持った人間です。
相手の思いや考えを
尊重した言葉かけをすることで
親子関係はグッと
改善することができます。
「早く〜しなさい。」
と言いたくなったら
理想の上司を思い描いてみてください。
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