ねばならないという強迫観念|保育 教育 コーチング
2023/01/18
保育園で園児に対して
大声で叱る
頬をつねる
突き飛ばす
下着で過ごさせる
泣いているのに放置する
逆さまに持ち上げる
といった
不適切な保育が行われていた
ということが
明らかになっています。
専門家である保育士が
あってはならないことを
してしまっていると
憤りを感じる人も
多いと思います。
不適切な保育が
起きてしまう原因について
さまざまに議論されている
ところではありますが
結局は現場の保育士の
マインドの在り方が
問題だと考えています。
それは
「ねばならない」という
have toマインドです。
園児に対して
移動させなければならない
食べさせなければならない
静かにさせなければならない
言うことを聞かせなければならない
という強迫観念に囚われてしまい
子どもを大切にする
人権を尊重するという考え方が
どこかに飛んでいって
しまっているのです。
その保育士が
極端に人権に意識が
ない人間なのだ
というよりも
現場の余裕のなさと
保育の理想や
保護者の期待などが
積み重なり
保育士の方に
「ねばならない」という
マインドを作ってしまっている
という方が適切でしょう。
子どもはいつも大人の
都合のいいように
行動する訳ではありません。
「せねばならない」
というマインドではなく
「できたらうれしい」
というポジティブなマインドを
持てるような
心の余裕を持って
保育にあたることができる
職場の雰囲気を作っていくことが
大切です。
待遇改善のために
政治の力が必要であることは
もちろんですが
現場の保育士の
マインドを整えるために
心の専門家の果たす役割は
大きいと考えています。
安心して子育てができる
社会にしていくためにも
教育、保育にあたる人たちに
コーチングの理論を
ぜひ学んでほしいと思います。
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