親というボトルネック|子育て 自己イメージ コーチング
2023/01/11
みなさんは
親が子どもの成長を
妨げる要因になると言われて
ピンとくるでしょうか?
親は子どもの成長を
喜ぶものなのに
そんなことがあるのか?
と思う方もいるでしょう。
しかし実際に起きることなのです。
例えば
子どもが学校で
いい成績を取ったとします。
今までテストで
70点平均だった子が
95点を取ったとすると
親は当然喜ぶでしょう。
そんな時つい
言ってしまうのです。
「すごいね。
こんなにいい成績を取るなんて
お母さん、びっくりしたよ。」
と。
例えば
子どもが
毎日休まずに仕事を頑張ってるとします。
そんな時つい
言ってしまうのです。
「そんなに根を詰めてやってはダメよ。
あんまりやりすぎると
病気になってしまうよ。」
と。
このように言われた子は
どう感じるでしょうか?
親がびっくりするような
成績だったということは
本来自分が取るべき成績は
こんなに高くてはいけないのだ。
という自己イメージを作ります。
毎日仕事を頑張っていると
病気になってしまうということは
自分はそれほど体が丈夫ではなのだ。
という自己イメージを作ります。
親の言葉かけは
親の基準を反映したものになります。
親にとっての当たり前が
子どもの当たり前になっていく。
ということなのです。
そのため、
子どもは親を超えることができず
知らず知らずのうちに
親の限界が子どもの限界に
なってしまうのです。
高卒の親は
息子が
「大学に行きたい。」
と言うと
「大学なんて必要ない。」
と言うでしょうが
大卒の親なら
「大学ぐらいは行っておけ。」
と言うのです。
公務員の親を持つ息子が
「大会社の社長になる。」
と言って起業の準備をしていると
親は
「起業なんてそんなに甘くないから辞めておけ。」
と言うでしょうが
親が起業を経験した人間なら
「お前ならできる、やってみろ。」
と言うのです。
親は知らず知らずのうちに
自分の経験をもとに
子どもの可能性を
縛ってしまっているのです。
大切なのは
世の親がそれを自覚することです。
「子どもの可能性を
制限してしまっていないだろうか?」
と常に自分の言動を
点検することなのです。
「自分は子どものことを
心から考えている素晴らしい親だ。」
と思っている人ほど
この落とし穴に気づかないのです。
親は子どもの
ボトルネックになりうるものだ。
ということを
忘れないでください。
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